今回のゲストはTAROC with riccoのオーナー岩田アレキサンダー健太郎君です。
中島(以下N):健ちゃんと最初に話したのはTAROCKの移転のレセプションpatyだったよね?
健太郎(以下K):そうでしたっけ、前から中島さんのことは色々な人に聞いてて知ってましたけど。
最近よく会いますね、何かと。あとValentine出すとき前のTAROCkの上で出そうとしてましたよね?
N:そうそう、あの物件よかったんだよね~、でもいろいろあって....。あそこの不動産や適当じゃなかった?
K:そうなんすよ。色々ありましたうちも。
N:健ちゃんはオーナーとして僕よりかなり先輩なわけだけどどんな経緯でTAROCKをやることになったの?
K:18~22歳までアメリカ古着屋で働いてて、日本でサッカーのワールドカップやってたじゃないですか、その時それがすげー見たくて、アメリカの店を辞めて日本に帰ってきたですよ。それで帰ってきたら帰ってきたらで、暇になっちゃって二ヶ月後に地元の沼津にTAROCKをオープンしたんですよ。
N:そーなんだ若かったのにすごいね。でも健ちゃんっぽい。原宿にオープンしたのはいつだっけ?
K:2007年ですね。やるならやっぱ原宿かなぁと思って。知り合いとかまったくいなかったんで最初は大変でしたよ。でも沼津のお客さんとかその友達とかがいっぱい来てくれて、ほんと助かりました。感謝です。
N:そうゆうのいいね。健ちゃんは沼津のカリスマだね。(笑) ところでお店のコンセプトってあるんですか?
K:コンセプトはないです。僕とあっこちゃんが好きなものをセレクトしてます。
N:買付ってアメリカですか?
K:アメリカも行きますけど、どこでも行きますよ。その時気になったものを買い求めにどこでも行きます。
N:それってどういうこと?
K:モロッコが気になればモロッコに行くし、みたいな感じです。
N:ほんとに気分のものがおいてあるんだね。
k:僕の好きなものとあっこちゃんが好きなものが全然違うんですよ~。
N:でもすごくバランスがとれてる気がする、TAROCKの雰囲気に合ってるとゆうか。
K:まじっすか、ありがとうございます。僕は流行とか全然気にしてないんですよ(笑)。でもあっこちゃんはレディースなのもあって凄いディテールとかトレンド感とか柄とか気にしてるみたいです。その辺がいいんですかね?
N:男のロマンと女性の感覚って感じがいいのかもしれないですね。僕は意外と女の子っぽいイメージがあったんで健ちゃんもロリコンだと思ってました(笑)
K:マジっすか、全然そういうのわかんないっす。でもMIX感みたいなものは大事にしています。ダサかっこいいいみたいなのってすごいオシャレだとおもうんですよね。
N:そういうのって大事だよね。そういえばTAROCKで個展をやってるらしいね。
K:そうなんですよ。(TAROCK meet 戸来貴規、澤田真一 the outsaider art)という個展を4/10~4/26までやってます。
N:outsider artってどんなものなんですか?
K:ちょっと説明させていただきます。
今、世界的に注目をされている、アウトサイドアート、あるいはアール・ブリュット(生・なま・の芸術)とよばれる作品の作者は、正規の美術教育を受けたことがなく知的障害や精神疾患などを抱えいる方多く、その無垢な独創性や研ぎ澄まされた感性から、ヨーロッパでは、模倣とは無縁の「真の芸術」として注目されてきました。
アウトサイダーアートと聞いて真っ先に浮かぶのは、ヘンリーダガーです。彼が描いた世界に惹かれて、ダガー自身のことや絵の背景を知るうちにその内面の世界観、アウトサイダーアートに惹きつけられ、さらに日本にもそのような作品があると知りました。誰にも知られず、孤独のなか、自分で編み出した手法、素材で既成の美意識、社会的評価に惑わされることなく、描きたいから描き、作りたいから作る。そこにあるのは、表現することへの人間の根源的な欲求ともいえると思います。
彼らの「表現」を「作品」として見るのは、私たちです。TAROCKから発信することで1人でも多くの方に、その目で見ていただきたいと思います。
2人のアーティストを紹介させていただきます。
戸来貴規さんは、小学校の頃から毎日日記を書きつずけています。日記の日付け、天気、気温、裏には毎日同じ文章が描かれていいます。書いた文字の部分を独特の方法で塗りつぶす戸来さん独自の日記は、文字が読めなくなった瞬間、不思議な絵に生まれ変わります。余白の白と力のこめられた黒のコントラストが独特な紙面。そこに描かれているのは、とても穏やかな思い出の1日。
「今日はラジオたいそうをやりました やすみをあそびました ぬりえをかいました・・・・・」
数十センチの厚みを持ったずっしりとした紙束の中に、その記憶がぎゅっと圧縮され、毎日1枚ずつ積み重なっていくのです。僕はこの日記を戸来さんと共に解読した施設の職員さんにもとても感動しました。
澤田真一さんは、小中学時代から手先の器用さと集中力は群を抜いており、紙を使って本物そっくりなものを作りだしていました。5歳の頃には自閉症と診断されたが、才能をのぞかせ始めたのは小学部の頃。縫製作業においても澤田さんが作るものは、縫い目が細かく、素材へのこだわりもすごかったそう。陶芸と出会ってからは、その魅力にとりつかれ、細密でユーモアあふれる数々の作品を生み出し、無数の棘で覆われた不思議な生き物を作り続けています。鬼、おめん、フクロウ...、どの作品にも小さな「トゲ」がびっしり、かつ整然と張りつけられ、見る人の脳裏に焼き付きます。作品は年二回、薪をたいて丸三日間をかけて焼かれます
」
お二人の作品は、「アール・ブリュット・コレクション」ー既存の芸術の枠組みにとらわれない自由な作品を集めるスイスの展示館ーのルシアン・ペリー館長に高く評価され、展示館では作品を紹介されています。
N:どうやってやらせてもらうことになったんですか?
K:最初本を見て「ビビッ」てきて、これはやばいって思ったんですよ。それで出版社の人に家族の方の連絡先を聞いて直接交渉しました
N:けんちゃんって本当に直感なんだね。その追及心がすごいね。
K:よく言われます
N:けんちゃん最近よく言ってるけど、原宿界隈で秘密結社をつくろうって話どうなったの?
K:やりましょうよ。最近みんなにあたってるんです
N:楽しそうだね。僕も都市伝説とか好きだし(笑)
中島