2009年10月Archives

先週末、東京国際映画祭公式クラブイベントが渋谷tramproomにて行われました。
明け方27:00からがアタシのDJでした。

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photo:TOKYODANDY

特別ゲストとして今回の映画祭の審査委員長のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督を招き、『バベル』で出演した菊地凛子嬢も駆けつけてくれました。『バベル』のクラブシーンが再現?!した様な感慨深い瞬間でした。

イニャリトゥ監督は現代映画界ではメキシコ出身の映像作家「スリーアミーゴス」の一人と呼ばれる。あとの二人は『天国の口、終わりの楽園。』アルフォンソ・キュアロン監督と『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロ監督。

三人とも全く作風は異なり、イニャリトゥ監督は特に『バベル』が、日本が舞台のひとつでの設定で、アカデミー作品賞候補にもなり、映画ファンは多い。(皆様ファンは多いですが。)

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彼の作風は、あるときは一匹の「犬」であったり、あるときはひとつの「心臓」であったり、一丁の「ライフル」であったり、ひとつのオブジェクトが引き起こ す連鎖的群像映画。視点は人間のものではなく、神からの視点の様なのが特徴。「9・11」をテーマににしたオムニバス映画『セプテンバー11』でもぱらぱ らとゴミの様に崩壊寸前のタワーから人が落ちていく映像は、恐ろしくも美しい(もちろんブリューゲルの名作『バベルの塔』を連想させます)。圧倒的に 「絵」で見せる作品も。他はどれも綿密な脚本が下敷きにされております。
バベル ブリューゲル.jpgバベル.jpg


ちなみに『バベル』や『モーターサイクル・ダイアリーズ』、『ブロークバック・マウンテン』のサントラを手掛けた
bajohondoバフォホンドというバ ンドが昨年来日して、その時もヴィヴィアンシートを発行しました。リーダーのグスタヴォさんから何枚かオリジナルレコードをプレゼントされました。

彼らはルイ・ヴィトン初の長編CMも製作しました。素晴らしいです。どことなく連鎖する映像はイニャリトゥ作品にも似ております。
 
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LOUIS VITTON long version CM

カール・ラガーフェルドも参加した「Selby」。selbyサイト


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いよいよアップされました。東京ではshimaの奈良ちゃんやモデルのエリー・ローズちゃんも載っているとのこと。
皆様自分の家やアトリエでポートレイトを撮影するというコンセプト。

明後日、カメラマンを囲んでのパーティがあります。またそれに合わせてパリのコレットのハロウィンパーティもあります。楽しみ。


まあ一年中ハロウィンなので、特に気張ることもありませんが。。。
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朋友の写真家斎藤芳樹さんに会った。実に二年ぶり。かれこれ斎藤さんとは15年弱のおつきあいでしょうか。。。
カメラマン斎藤芳樹ブログ

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勝手にアタシなりに名付けてみると、、、
以前にはSMホテルの部屋に漂う妖気や情念を写し撮る様な「HOTEL」シリーズ。また使われなくなった廃墟や工場跡地での「廃墟」シリーズ。
そしてクラブキッズやSM愛好者たちなど次第に被写体は人間自身に向けられた「肖像」シリーズ。
そして伝説の縄師・明智伝鬼氏とのコラボデーション作品。。。

どれも被写体は変化し、一見カメラマンの興味は移行していっているようだが、共通しているものは「そこに映らない何ものか」ではなかろうか。

ホテルや廃墟は元来そこに時間が含有され折り畳まれている。その過去の時間は一応に流れておらず、時には流れ、時には歪み、淀み、抹消されている。
人物には饗宴や狂気、妖しさとが。人物も時間も表層的に映るがゆえに、その気まぐれさは深層的でもある。


今回は

手品師で役者でもあるマメさんは、豊田利晃監督の『青い春』
『ナイン・ソウルズ』そして今秋公開の『蘇りの血』に出演。
勿論、美輪さんの『毛皮のマリー』では、お馴染みです。
マメさんの名刺には、日本で一番小さい手品師"と書いてあり、
その大きさは、たぶん日本で一番小さい名刺"かも!
そんなマメさんのリトルマジックな世界を是非。

とのこと。 しかしマメさんは私的にも良く知っている方ですが、本当に可愛い(笑)。。。彼の存在自体が一番のマジックであり、魔術でもある。
彼の存在は、タネも仕掛けもないのではなく、「種」が育って生まれたものだ。。。

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ZINE"          
Little Magician                      
20pages
12,5×20,7㎝
b/w photocopy

1,050円(税込)
お友だちへの贈り物、最適です。



★ご注文の方法

件名を「Little Magician を希望」とお書き頂き、
お名前、ご住所、ご希望される冊数を、
申し込みアドレスまでご連絡をお願いします。
(一応便宜上ヴィヴィアン佐藤ブログよりと入れておくと解り易いかも。。。)

メールを確認次第、お振込み先をご案内させて頂きます。
商品は、ご入金を確認後の発送となります。
なお、1週間以上ご入金の確認がとれない場合は
キャンセルとさせて頂きますのでご了承下さい。

発送は普通郵便を予定しております。送料は140円です。
(複数ご注文される場合はお調べしてご案内いたします)

*ご注文のメールを頂いた後2日以内にはお返事をさせて
頂きますので、2日以上過ぎても返信がないようでしたら、
お手数ですが、再度ご連絡をお願いいたします。
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来年2010年1月公開!!!の映画の紹介です。
『バットマン ダークナイト』で見事アカデミー賞を取ったヒース・レジャー。彼の迫真の切れっぷりの凄まじい演技とそのあとの訃報に涙した人も多かったはず。『バットマン ダークナイト』が彼の遺作だった(はず)。

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でも実はまだ彼が亡くなった時、『未来世紀ブラジル*1』や『ラスベガスをやっつけろ*2』、『12モンキーズ*3』のテリー・ギリアムの手によって撮影途中だった作品がありました。

それが『Dr.パルナサスの鏡』。

舞台は現在のロンドン。パルナサス博士率いる見世物小屋旅芸人はある夜、橋の上から首つりしている1人の青年トニー(ヒール・レジャー)を発見する。その 日は博士の娘ヴァレンティナ(リリー・コール*4)の16歳の誕生日。博士は自分の永遠のいのちと引き換えに、人が想像するものを全て具現化してみせてく れる「鏡」を悪魔(トム・ウェイツ*5)と契約していた。その代償とは16歳の誕生日の日に差し出す自分の愛娘。

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旅芸人の仲間はほかに小人のパーシー(かわいい!)と曲芸師のアントン。

物語はゲーテの名作『ファウスト*5』の変奏。
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この物語が素晴らしいところは、ヒースが撮影途中で亡くなっているので、後半のヒースの役をジョニー・デップ、ジュード・ロウそしてコリン・ファレルが演 じていることである。それも世界で一番ブッキングと高額ギャランティで出演が最も困難だと言われている三人が、監督ギリアムの一声で集結!
そして彼らのギャランティは全てヒースの家族へ寄付されたという凄い話!!!

役者は舞台の上かカメラの前でしか「生きられない」性。映画の後半異なった三俳優がヒースの「生」を受け継ぎ、それをフィルムがさらに焼き付ける、、、二重の受け継ぎ。
これこそ「役者魂」のバトン。

予算がそれほど集まらなかったせいか、昨今の飛び抜けたCGでもなければ、凝りに凝った脚本でもない。
でもギリアムの一声で、ひとりの「生き様」が永遠化し、それぞれが受け継ぐことを目撃する、いわば私達は同時代的にその立会人になっている。

これは映画業界が生んだ奇跡であり、これこそが想像を具現化した「鏡」そのものではないでしょうか。


*1:『未来世紀ブラジル』:ギリアムを一気にスターダムに押し上げた作品。『バンデットQ』と『バロン』の三部作と考えて良い。管理社会と狂気、暴力そして脳内幻想がテーマ。エンディングは現在2パターン。ディレクターズカットは絶望型。ギリアムの80年代の最高傑作。
*2:『ラスベガスをやっつけろ』:不良ジャーナリストハンター・トンプソンの小説が原作。70年代ドラックカルチャーの夢と狂乱と敗北。ジョニー・デップのカトちゃん風のハゲ役、デルトロの切れたデブ役は笑い過ぎて涙が枯れます。
*3:『12モンキーズ』:コマ送り実験映画『ラ・ジュテ』のギリアム版。カッサンドラ症候群という病気にまつわる夢と現実、過去と未来とがメビウスの輪の様に交錯する(しない)SF映画。
*4:リリー・コール:いま最もファッション界と映画界で注目されている女性。頓挫しているマリリン・マンソン監督の「不思議の国のアリス」のアリス役でもあった。英写真家T・ウォーカーのモデルとしても有名。
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*5:トム・ウェイツ:独自のしゃがれ声の酔いどれシンがソングライター。グラミー賞ミュージシャンでもあり、ジム・ジャームシュ作品にも多数出演している。